誕生秘話
ハウスクリーニング業者として独立を志し、師匠の下でクリーニングの修業を積んでいた頃の話です。
そのころの私は、皮ふが弱いせいか、手荒れに悩まされていました。
そのうち、めまいや吐き気に襲われることがたびたびあり、「何かおかしい!」と思っていました。
もしかして、これは洗剤を使う作業に長時間していることと関係があるのではないかと思い、
インターネットで色々と調べてみました。
そこで見つけたキーワードが「暴露」でした。
洗剤を吸入(口や鼻から身体に入る)する、経口吸収(口から身体に入る)する、
経皮吸収(皮ふを通して身体に入る)することで、色々な症状がみられることがわかり、
その症状が私のものと一致しました。
これでは私自身がハウスクリーニングで生きて行く事自体が難しくなると考え、
洗剤について独学で学び始めました。
まず私は、自然の原料でできた洗剤を探しました。
そして環境や身体への負荷を考えると、界面活性剤を使わない洗剤が望ましいと考え、その洗剤を探していました。
国内にはめぼしい洗剤を見つけることはできませんでした。
海外には、比較的理想に近い洗剤はあるものの、価格がとても高く、
一般的なハウスクリーニングとして成り立たないことがわかりました。
洗剤に関して勉強をする中で、北欧では一般的に重曹を使った清掃をするということが気になっていました。
重曹は、ベーキングパウダーなどとしてクッキー、パンケーキ等々を膨らませるのに用いられる食品添加物として、
昔から使われている安全なものです。重曹は界面活性剤ではありません。
もし世の中に理想とする洗剤がないのであれば、自分で作るしかない!と決意し、
重曹を元に自分で洗剤を開発することにしました。
看護師としては30年以上のキャリアがある私ですが、洗剤やバケ学には本当にご縁がなかった人生でした。
主にインターネットで情報を収集し、試行錯誤を繰り返す日々が続きました。
汚れ落ちばかりを追求すると、地の素材の色が落ちたりとか、肌への影響も無視できなくなります。
そちらばかりを考えると汚れが落ちなくなってしまいます。
そして、人体や汚れが付着しているものと洗浄力の絶妙なバランスをやっとこさで見つけて、
たどり着いたのが、この「オハナのセスキ」です。
界面活性剤を用いた洗剤は、汚れを取り囲み浮かせることで汚れを落とします。
しかし、「オハナのセスキ」は汚れを「中和」し、「分解」することで汚れを落とします。
一般的な洗剤とは全く違ったアプローチをする洗剤です。
ぜひ、この汚れ落ちをお試しください!
※オハナのセスキはアルカリ性である特徴で汚れを中和分解します。
したがって、アルカリ性である汚れ(例:水垢や尿石など)には効果を発揮できません。
また、しみ込みやすい素材(例:白木や無垢の木材)や真鍮、銅、アルミなどの金属には変色の恐れがあるので
使用しないでください。